このたび、郷さくら美術館では「第12回 郷さくら美術館 桜花賞展」を開催いたします。
当館は、現代日本画専門の美術館として、2012年に桜の名所である目黒川の畔に開館しました。桜花賞展は、当館の開館1周年を記念して創設いたしました。
今後の活躍が期待される若手の日本画家に、日本画でお馴染みの「桜」をテーマに制作を依頼し、出品作品をすべて買い上げると同時に、授賞作品の選定と一般公開を実施しております。桜花賞展を開催することで、日本画の素晴らしさを発見していただき、その魅力を後世へと伝えていく事を目的としたコンペティション形式の展覧会です。
毎年、桜の季節に桜花賞展を開催して今年で第12回を迎え、出品された作家はのべ300名以上になり、全国区の日本画の若手登竜門として注目を集めております。
各賞の選考は、日本画家の倉島重友先生、竹内浩一先生、中島千波先生、渡辺信喜先生に審査をして頂きました。今回もこれからの活躍がますます期待される若手日本画家30名に出品して頂き、「桜」という共通のテーマを様々なアプローチで描いた意欲作が集まりました。過去に開催した全11回の桜花賞展と同様に、現代日本画の世界に新たな風を感じさせる作品となっております。これからの日本画壇を担う、気鋭の画家たちが描いた魅力ある日本画を堪能して頂ければ幸いです。
最後になりましたが、本展を開催するにあたり、多大なご協力を頂きました関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。